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■北大、脳梗塞の再生医療で治験を始める 骨髄幹細胞を増殖し脳内に移植

 

 北海道大学は14日までに、脳梗塞の患者自身の幹細胞を使った再生医療臨床試験(治験)を始めたと発表しました。患者の骨髄から採取した幹細胞を培養して移植することで、脳神経の再生を促し、まひした手足の機能を改善するのを目指します。

 脳梗塞は脳の血管が詰まって神経が損傷する病気。発症後すぐに治療しないと、手足のまひや言語障害といった後遺症が残りやすくなります。北大は2人の脳梗塞急性期の患者に再生医療を行い、最終的には6人に実施する計画です。

 1例目の患者は6月に脳梗塞を発症して入院し、2週間後に北大病院に転院しました。患者の腰の骨から骨髄幹細胞を取り出して増やした後、8月に脳内に直接注入しました。11月上旬には2例目の患者にも実施。幹細胞移植後、1年にわたって安全性や有効性を調べます。

 国内では年間約30万人が新たに脳梗塞を発症し、多くの患者で亡くなったり、重度の後遺症が残ったりしています。2025年には、脳梗塞による後遺症に悩む要介護者は520万人に上ると推定されています。

 発症から12時間以内程度の超急性期には点滴治療や血管内手術などがありますが、脳神経組織がいったん傷付いた後は、リハビリによる機能回復しかなく、新たな治療法の開発が求められています。

 

 2017年11月14日(火)