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■無痛分娩で母子に重い障害、医師不起訴 京都地検「証拠足りず」

 

 出産時に麻酔で痛みを和らげる無痛分娩(ぶんべん)の際に母子が意思疎通のできない重度の障害を負ったとして、京都府京田辺市産婦人科の男性院長が業務上過失傷害容疑で京都地検書類送検された事件で、地検は30日、院長を嫌疑不十分で不起訴処分としたと発表しました。

 処分は27日付。京都地検は理由について、「過失を認定するに足りる十分な証拠の収集には至らなかった」と説明しています。

 京都市左京区に住み、無痛分娩を希望したロシア国籍で元大学准教授のエブセエバ・エレナさん(40歳)は2012年11月、「ふるき産婦人科」の男性院長により、脊髄を保護する硬膜の外側(硬膜外腔)に腰から局所麻酔薬を注射する「硬膜外麻酔」の処置を受けました。この際、男性院長は注意義務を怠り麻酔の針を本来より深い位置にまで刺して麻酔薬を過剰に投与し、エレナさんと、出産した長女みゆきさん(4歳)に寝たきりになる重度の障害を負わせたといいます。

 エレナさんの夫(55歳)ら家族が今年8月下旬、男性院長を京都府警に告訴。府警が10月13日、適切な処置を怠ったとして業務上過失傷害容疑で男性院長を京都地検書類送検していました。公訴時効の成立が11月上旬に迫っていました。

 エレナさんの夫ら家族は昨年12月、ふるき産婦人科に約9億4000万円の損害賠償を求める訴訟を京都地裁に起こしています。

 

 2017年10月30日(月)