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■美容手術「前」と「後」の写真掲載禁止へ 厚労省、医療機関HPで

 

 厚生労働省は25日、美容手術の前と後でこう変わったと示す、医療機関のホームページ(HP)などに掲載されている写真の掲載を原則禁止とする方針を決めました。

 国民から意見を募り、来年6月からの禁止を目指します。脱毛や脂肪吸引、二重まぶたにする手術などが想定されています。

 今年6月成立の改正医療法は、広告規制の対象外だった医療機関のHPについて、看板やチラシと同様に対象としました。虚偽や誇大、他の施設より優れているといった表現を罰則付きで禁止します。

 どこで線をひくか、この日の有識者検討会で議論しました。美容医療の手術前後の「ビフォー」「アフター」の写真は、虚偽や誇大でなくても個人で結果が異なり、患者の選択に大きな影響を与えます。「情報の遮断になる」と反対意見もありましたが、「一般の人は安易に飛び付きやすい」「加工や修正を加えた写真もある」などの意見が出て、原則禁止と決まりました。

 国民生活センターよると、美容医療の広告に問題があるとみられる健康被害や契約トラブルなどの相談件数は、年1000件以上といいます。

 こうした美容手術とは別に、がん手術後の乳房再建や、先天性の口やあごの形の異常など、患者側が手術の前と後のイメージを知りたい例があります。厚労省は、学会などが手術前後の写真を示し、医療機関のHPから学会のHPを紹介する場合は受診を誘引しないとして認めることなどを検討。今後、省令や指針(ガイドライン)で詳細を定めます。

 

 2017年10月26日(木)