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■名古屋大病院、がん疑い見落とし患者死亡 検査報告書を7カ月放置

 

 名古屋大学医学部附属病院名古屋市昭和区)は19日、コンピューター断層撮影(CT)検査で大腸がんの兆候が見られたのに、医師の間で情報が共有されなかった結果、治療が約7カ月遅れて50歳代の男性が死亡する医療ミスがあったことを発表しました。

 男性は2014年1月、全身の倦怠感を訴えて自宅近くの医療機関を受診。高度の貧血が見られたため、名古屋大病院に救急搬送され、胸腹部のCT検査を実施しました。

 CT画像を見た放射線科の医師が「大腸がんの疑いがある」とする画像診断報告書を作成しましたが、担当医は報告書を読みませんでした。症状が治まったため改善したと判断し、男性は退院しました。

 男性は8月に再び倦怠感などを訴え、名古屋大病院を受診。その際、過去に大腸がんの疑いが指摘されていたことが判明しました。すでに他の臓器にがんが転移しており、男性は2016年9月に自宅で死亡しました。

 名古屋大病院は医療ミスの可能性があるとして、院内に外部の専門家を交えた第三者委員会を設置。今年9月、情報が共有されないなどのミスがあったとする報告書をまとめ、男性の家族に謝罪しました。

 名古屋大病院では2015年6月から、画像診断報告書を一元管理し、担当医などが報告書を読んでいない場合は警告が出るシステムを導入しています。

 

 2017年10月19日(木)