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■足裏用マッサージ器で北海道の女性が窒息死  厚労省が使用中止呼び掛け

 

 先月、北海道で埼玉県の電機メーカーが製造した足裏用のマッサージ器を首に当てて使っていた女性が、衣服を巻き込まれて窒息死する事故があり、このメーカーの類似の製品でも過去に同様の死亡事故が5件起きていることから、厚生労働省はこのマッサージ器を使わないよう呼び掛けています。

 このマッサージ器は、埼玉県川越市の的場電機製作所が製造した「シェイプアップローラー2」という製品で、突起が付いたローラーが回転し、足裏の凝りをほぐす効果があるとうたっています。

 厚労省によりますと、7月26日、北海道斜里町の77歳の女性がこのマッサージ器のローラーを覆うカバーを外して首に当てて使っていたところ、衣服が巻き込まれて窒息死したということです。

 この的場電機製作所が製造した別の足裏用のマッサージ器「アルビシェイプアップローラー」でも、2014年までの15年間に同様の死亡事故が5件起きており、これまで2種類のマッサージ器について足裏を含めて一切の使用の中止を呼び掛けるとともに、安全装置が付いた製品と有償での交換を進めていました。

 的場電機製作所によりますと、事故が起きた2種類のマッサージ器は、1996年までの13年間に、合わせておよそ78万台が販売されており、このうち交換できたのは1270台にとどまっているということです。この的場電機製作所が現在、販売しているマッサージ器は、カバーを外して使うと停止する装置が付いているということです。

 厚生労働省は流通している製品で事故が起こる可能性があるとして、2種類の製品を使用しないよう呼び掛けています。今回の事故について厚生労働省安全使用推進室の上野清美室長は、「死亡事故が起きているので絶対に使用しないでほしい。もし使う場合でも誤った使い方はせずに、安全に利用してもらいたい」と話しています。

 事故を受けてマッサージ器を製造した的場電機製作所は1日、マッサージ器がどのようにして布を巻き込むのか再現しました。ローラ-を覆う布製のカバーを外した状態で作動させて、エプロンを近付けると、ローラーの軸の部分にエプロンのひもが引っ掛かり、数秒でエプロン全体が巻き込まれました。巻き込まれたエプロンは、電源を切って両手で引っ張ってもなかなか取り出すことはできませんでした。

 的場電機製作所では、5件目の死亡事故が起きた2014年から、2種類のマッサージ器について足裏を含めて一切の使用中止を呼び掛けてきましたが、さらに周知する必要があるとして、1日に会社のホームページを更新して改めて使用中止を呼び掛けています。今後、自治体の広報や掲示板などでも周知していきたいとしています。

 的場電機製作所の原田尚弘常務取締役は、「誤った使い方をせず、使用も中止するよう呼び掛けてきたが、再び事故が起きたことは大変残念だ。周知が不十分で、まだ使い続けている人がいる可能性もあり、今後はより広く、周知を進めて行きたい」と話しています。

 連絡先は、的場電機製作所のフリーダイヤル0120・012251。

 

 2017年8月2日(水)