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■RSウイルス感染症の流行、例年より早く始まる 1週間の患者1778人

 

 乳幼児に重い肺炎などを引き起こす可能性がある「RSウイルス感染症」の流行が例年より早く始まり、専門家が感染予防を呼び掛けています。

 RSウイルス感染症は、発熱やせきなど風邪に似た呼吸器症状を起こす病気で、初めて感染した乳幼児や高齢者を中心に気管支炎や肺炎を起こしやすくなります。

 生後6カ月以内の乳児や早産児、慢性肺疾患や先天性心疾患などの基礎疾患を持っている乳幼児は重症化しやすいとされ、さらに生後4週未満では突然死(乳幼児突然死症候群)につながる無呼吸が起きやすく、注意が必要です。

 例年、秋から冬に患者が増え、夏期は患者が少ない状態が続いていましたが、近年、7月ころから増加傾向がみられるなど、流行の立ち上がりが早まってきている傾向がみられています。

 国立感染症研究所によると、7月16日までの1週間に、全国約3000の小児科定点医療機関から報告があった患者数は1778人で、同じ時期を比較すると過去10年間で最多。

 北海道で251人、神奈川県で235人、沖縄県で134人と多く、道や県はホームページなどを通じて注意喚起を行いました。

 RSウイルスの付いた物を触ったり、せき、くしゃみなどの飛まつを吸い込んだりして移ります。RSウイルス感染症は治療薬などがなく、予防が中心。

 国立感染症研究所感染症疫学センターの木村博一・第6室長は、「今は地域的だが、全国に広がる可能性があるため、手洗いやマスクの着用で予防してほしい」と話しています。

 

 2017年7月27日(木)