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■中年期までの体重増、5キロ程度でも重大な慢性病リスクに ハーバード大学などが研究

 

 成人の多くは、年齢を重ねるごとに体重の増加を経験しますが、中年期までの5キロ程度の体重増で重病リスクが大きく跳ね上がるとの研究論文が18日、発表されました。

 ハーバード大学の科学者らによると、成人期の少しの体重増加でも「2型糖尿病、循環器疾患、がん、非外傷性死といった重大慢性疾患の複合指標における罹患(りかん)率の大幅上昇と関連付けられた」ことが示されたといいます。

 論文は、アメリカの医師会雑誌「ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・メディカル・アソシエーション」に掲載されました。

 研究は、1976年から2012年まで9万2000人以上を対象に追跡調査したデータに基づいています。対象者らは、女性では18歳、男性では21歳から、それぞれ55歳までの体重増加について自己申告しました。期間中、大半の人で体重の増加がみられ、女性では平均10キロ、男性では平均8・6キロ増えていました。

 論文によると、若年成人期から55歳までの体重増が2・26キロ以内の人との比較で、5キロ以上体重が増えた人には、心臓疾患といった健康問題の著しい増大に直面していることが確認できました。論文は、「体重が5キロ増えるごとに、2型糖尿病リスクは30%増大した」と指摘しています。

 そのほかにも、高血圧が14%、心血管疾患が8%と、それぞれで健康リスクは上昇していました。さらに、肥満に関連したがんの罹患率リスクも6%の増加を示しました。たばこを一切吸ったことがない人でも、早死にのリスクは5%高くなりました。

 これらの結果を受け、論文は「体重増加の値と慢性病リスクの増大には関連性がみられた」と記しています。

 

 2017年7月23日(日)