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■塩分過多は高血圧と糖尿病のリスク 山形大が研究

 

 山形大学医学部が18日、塩分摂取量が多いと、高血圧だけでなく糖尿病にもかかりやすい傾向があるという研究結果を発表しました。

 山形県民約2万人の疾病などを追跡調査する山形大の「コホート研究」の一環で、米沢市民を対象とした調査で明らかになりました。今後、塩分摂取量と糖尿病発症リスクの因果関係を詳しく調べます。

 調査では、2015年に健康診断を受けた30~70歳代の男女2130人の尿を分析。1日の推定塩分摂取量は12・1グラムで、全国平均10・0グラムを2・1グラム上回りました。

 塩分摂取量と高血圧の有病率の関係は、摂取量6グラム未満は22・6%でしたが、摂取量の増加とともに上昇傾向を示し、22グラム以上は65・4%でした。塩分摂取量と糖尿病の有病率の関係も同様に、摂取量6グラム未満は3・2%でしたが、22グラム以上はおよそ10倍に当たる30・8%に上昇しました。

 研究を担当した山形大学医学部メディカルサイエンス推進研究所の冨樫整データ管理部長は、「塩分の取り過ぎによる高血圧や腎機能への影響はよく知られるが、糖尿病との相関関係が示されるのは初めてではないか」と話しています。

 今後は、塩分摂取が生物学的に糖尿病を誘発するのか、塩気の強い物を食べるとご飯が進んだり、甘い物が食べたくなったりすることに由来するのか、食事の好みを記した問診データなどから分析する方針。

 一般的にラーメン1杯をスープまで飲み干すと、4~5グラムの塩分を摂取するといわれます。米沢市の中川勝市長は、「実態を市民に知らせ、大学と連携して減塩運動など食生活の改善と健康づくりを進めたい」と話しています。

 

 2017年7月20日(木)