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■国立循環器病研究センター、心臓移植100例を達成 全国の医療機関で初

 

 脳死になった人から臓器の提供を受けて、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)が行った心臓移植の件数が、全国の医療機関の中で最も多い100例を超えました。

 国立循環器病研究センターは、脳死段階での臓器提供を認める臓器移植法が施行された2年後の1999年に国内2例目、3例目となる心臓移植を実施。その後、2度にわたる2例同日移植や、6歳未満の小児への移植を行い、今年の7月12日に、重い心臓病の40歳代の男性患者に100例目となる心臓移植を行って成功したということです。

 男性患者の経過は順調といいます。13日には、101例目の心臓移植も行いました。

 日本臓器移植ネットワークによりますと、臓器移植法に基づいてこれまでに460例を超える脳死からの臓器提供が行われ、心臓移植は340例余り行われましたが、国立循環器病研究センターの心臓移植の件数は国内で最も多いということです。

 これまで、国立循環器病研究センターで心臓移植を受けた患者の10年後の生存率は、今年5月時点で95・2%で、世界でもトップクラスです。

 一方、心臓移植を必要とする患者が移植を受けるまでの待機日数は、平均で1000日を超えているということで、医師は臓器提供の増加が求められると指摘しています。

 国立循環器病研究センターの福嶌教偉(ふくしま のりひで)移植医療部長は、「ようやく100例に達したという気持ちだ。国内で脳死からの臓器移植ができるようになってから今年で20年になるが、多くの患者が早く移植を受けられるよう、臓器提供の増加が求められる」と話しています。

 

 2017年7月19日(水)