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■10~30歳代で発症する歯周病、遺伝子異常が原因か 東京医科歯科大が発見

 

 若い人が発症する歯周病は、遺伝子の異常が原因になっている可能性があることを、東京医科歯科大学(東京都文京区)の和泉雄一教授(歯周病学)らの研究チームが6日付の国際歯学誌に発表しました。

 免疫に関する遺伝子の異常が一部の患者に共通することを発見しました。

 歯周病は高齢者に多いとみられていますが、最近は若者の患者も増えており、侵襲性(しんしゅうせい)歯周炎(若年性歯周炎)と呼ばれます。歯を支える骨が急速に溶けるなどの症状があります。10~30歳代で発症することが多く、国内で数万人の患者がいるとみられます。生活習慣病などが原因となる高齢者の慢性歯周炎とは異なり、原因が不明で治療が難しいという問題がありました。

 研究チームは、侵襲性歯周炎の患者99人のゲノム(遺伝情報)を解析。うち10人に、細菌感染時に免疫を発動するNOD2遺伝子に異常が見付かりました。10人のうち、3人と2人はそれぞれ同じ家系で、遺伝する可能性があることもわかりました。

 歯周炎は細菌感染による過剰な免疫で起こることが知られており、このNOD2遺伝子の異常が免疫をより過剰にし、急速に症状を進行させている可能性があるといいます。

 和泉教授は、「遺伝子検査などで、早期の発見や予防につながる可能性がある」と話しています。

 

 2017年7月8日(土)