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■手足口病が西日本を中心に拡大 患者数は昨年同時期の6倍

 

 エンテロウイルスなどが原因の急性ウイルス感染症手足口病の流行が、西日本を中心に広がっています。

 国立感染症研究所が7月4日に発表した6月19日から25日までの速報データによると、全国約3000カ所の小児科定点医療機関当たりの患者報告数は2・41人となり、過去10年間で2011年、2015年、2010年に次いで4番目に多い数字となりました。

 昨年と同じ時期と比べると、約6倍と大幅に増えています。

 都道府県別では、高知県が11・7人で最多、鳥取県が8・89人、香川県が7・14人、滋賀県が6・91人と西日本を中心に患者が多く、東日本では秋田県が1・89人、東京都が1・72人と患者が比較的多くなっています。昨年の同じ時期は全国で0・41人でした。

 国立感染症研究所はウェブサイトのトップで、手足口病を「注目すべき感染症」として取り上げています。乳幼児を中心に、文字通り手足や口に水疱性の発疹が現れ、約3分の1で熱が出ます。基本的には数日のうちに治りますが、時には髄膜炎など深刻な病気に発展するケースがあります。

 今年流行している種類のウイルスでは、手足の爪が浮き上がってはがれ落ちる例もありますが、自然に治るとされます。

 くしゃみなどの飛沫や便を通じて感染し、保育施設などで集団感染が起こりやすくなります。予防には手洗いや排せつ物の処理をしっかり行うほか、おもちゃやタオルは共用せず、個人別にすることがよいといいます。

 国立感染症研究所の藤本嗣人室長は、「すでに全国に広まって流行期に入っている。これからさらに患者が増える可能性がある」と注意を呼び掛けています。

 

 2017年7月5日(水)