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■肺の病気診断をAI支援で10分ほどに短縮 富士通が技術開発

 

  医師の診断に時間がかかるのが課題となっている肺炎などの肺の病気について、人工知能(AI)が支援することで診断時間を短縮できる技術を大手電機メーカーの富士通が開発しました。

 肺炎や肺気腫といった肺の病気の診断は、CTと呼ばれる医療装置で撮影した画像を医師が1枚1枚確認して過去の似た症例と比べることで行うのが一般的です。しかし、医師の高度な知識や過去の経験に頼るところが大きい上、CTの高性能化によって一度の検査で撮影する画像の枚数が1000枚を超えるようになったことから、病名の診断に時間がかかるのが課題となっているということです。

 今回、富士通が開発した技術では、撮影した複数のCTの画像をもとにAIが肺全体を立体的に認識し、学習した過去の症例のデータベースの中から類似した症例を選び出します。その上で、医師が最終的な診断を行うということです。

 大学と共同で行った実験では、この技術を使うことで従来1時間かかっていた診断が10分ほどに短縮できたということです。

 富士通では、将来は経験が浅い医師でも短時間で診断ができるようにさらに開発を続け、実用化を目指すとしています。富士通研究所の馬場孝之主任研究員は、「高齢化が進むにつれて患者も増えてくると思うので、医療現場の業務の効率化に貢献したい」と話しています。

 

 2017年6月24日(土)