健康創造塾

各種の健康情報を発信

■改正医療法が成立、医療機関サイトの誇大表示を規制  特定機能病院の安全管理も強化

 

 医療機関がウェブサイトで虚偽や誇大な表示をするのを規制する改正医療法が7日、参院本会議で全会一致で可決、成立しました。

 ウェブサイトも広告と同様に、虚偽や誇大な表示を罰則付きで禁止します。ほかに高度な医療を提供する特定機能病院の安全管理体制の強化も盛り込まれました。

 ウェブサイトは利用者が自ら検索して閲覧するため、チラシや看板のような一般人の目に入る広告と区別され、規制の対象外でした。国民生活センターによると、「ホームページ掲載の費用より実際の費用が高額になった」などの相談が、年間約1000件寄せられています。

 改正医療法では、美容整形手術を巡るトラブルが増えていることを踏まえ、虚偽や誇大な表示を禁止し、「絶対安全な手術を提供」などと表示するウェブサイトが規制の対象になります。施術効果の誇張などの恐れがあれば、自治体が医療機関への立ち入り検査などを実施し、違反があるのに改善しなければ罰金などを科します。

 一方、自由診療の広告はこれまで基本的に禁止されていましたが、改正医療法ではウェブサイトの利用者が知りたい情報として、治療内容などの表示を認める方針。今後具体的な基準を定めます。

 改正医療法には、群馬大病院や東京女子医大病院で重大な医療事故が相次いだことを受けて、特定機能病院の安全管理体制を強化することも盛り込みました。

 医療安全の責任を負う病院長の権限を明確化し、十分な能力と経験がある人物が病院長に選ばれるように、外部有識者を含む合議体で候補者を審査することなどを義務付けています。

 特定機能病院は4月時点で、全国に85施設。大半を大学病院が占めています。

 

 2017年6月8日(木)