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■プール熱の患者、過去10年で最多 国立感染症研究所が集計

 

 子供に多い感染症咽頭結膜熱」(プール熱)の患者が過去10年で最多となっていることが6日、国立感染症研究所の集計で明らかになりました。

 重症化することはまれながら、感染力が強いため、厚生労働省は「手洗いや目をこすらないなどの予防策をしっかりとってほしい」としています。

 国立感染症研究所によると、全国3000カ所の小児科医療機関から5月22日から28日までに報告された1医療機関当たりの患者数は0・91人で、前週の0・65人より4割増えました。昨年の同時期より0・18人多く、過去10年の同時期と比較して最多となっています。

 都道府県別では、鹿児島県が1・85人で最多となり、北海道1・84人、山梨県1・83人、奈良県1・59人、岩手県1・51人の順でした。

 東京都府中市の崎山小児科でも、例年と同じように咽頭結膜熱の患者が増えています。崎山弘院長は「昔はのどや目の症状から咽頭結膜熱と判断したが、最近はウイルス感染を迅速に検査できるようになり、報告数が増えている可能性もある」と指摘。せきやくしゃみなどのしぶきのほか、目やになどからも感染するため、手洗いの徹底やタオルを共有しないなどの対策を呼び掛けています。

 咽頭結膜熱は、夏風邪の原因として知られるアデノウイルスによる子供の代表的な急性感染症。発熱やのどの痛み、頭痛、だるさなどが主な症状で、目の充血や痛みなどを伴うことも多くみられます。ワクチンや治療薬はなく、乳幼児や高齢者ではまれに重症化することもあります。プールでの感染が多いことからプール熱と呼ばれ主に夏に流行しましたが、最近は年間を通じて流行しています。

 

 2017年6月7日(水)