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■コンゴ民主共和国、エボラ出血熱疑いで3人が死亡 WHOが感染を確認

 

 アフリカ中部に位置するコンゴ民主共和国(旧ザイール)でエボラ出血熱が新たに発生し、患者3人がエボラウイルスに感染して死亡したことが確認され、世界保健機関(WHO)や現地保健当局は感染拡大を防ぐための対策を急いでいます。

 エボラ出血熱が新たに発生したのは、コンゴ民主共和国の首都キンシャサから1300キロ以上北東に離れた森林地帯で、北部の中央アフリカ共和国との国境に近い地域に相当します。

 WHOなどによりますと、4月22日以降、9人の患者にエボラ出血熱が疑われる症状が見付かり、このうち3人が死亡しました。そして、これまでの検査で、死亡した患者のうち少なくとも1人がエボラウイルスに感染していたことが、確認されたということです。

 アフリカでは2014年から2年余りにわたって、ギニアリベリア、シエラレオの西アフリカの3カ国でエボラ出血熱が爆発的に流行し、約1万1300人が死亡しました。

 さらに、この西アフリカの流行とは別に、コンゴ民主共和国でも2014年に、エボラウイルスの感染が拡大し49人が死亡しています。

 コンゴ民主共和国の政府は今回のエボラ出血熱の発生について、「国際的な公衆衛生上の危機となり得るこの感染症に、私たちは立ち向かわなければならない」としており、WHOと連携して感染者の特定など、感染拡大を防ぐための対策を急いでいます。

 コンゴ民主共和国エボラ出血熱が新たに発生したことを受けて、厚生労働省は外務省と連携して患者が発生した地域への渡航を控えるよう呼び掛けています。

 その上で、患者が見付かった地域に滞在していた人が日本に入国する際には、空港などの検疫所で、発熱やおう吐などの症状が出ていたり、感染が疑われる患者や感染源とされるコウモリやサルなどの野生動物と接触したりした場合は申し出るよう呼び掛け、潜伏期間の上限とされる3週間、連絡を取って、健康状態に異常がないか確認することにしています。

 厚労省は、「患者が確認された地域は日本からの旅行者が一般に行き来する場所ではなく、現時点では範囲も限定されている。エボラ出血熱は主に患者の体液に直接触れることで感染するので、一般の旅行者が感染して日本にウイルスが持ち込まれるリスクは非常に低いが、万一に備えて現地への渡航はできるだけ避けてほしい」としています。

 

 2017年5月14日(日)