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■偽造C型肝炎薬、和歌山市内の病院も購入 患者には処方されず

 

 高額のC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品15本が流通した問題で、和歌山市内の病院が今年1月、医薬品の卸売販売業の許可を持たない大阪市内の業者から偽造品2本を仕入れていたことが、厚生労働省などの調査で明らかになりました。

 病院の運営者と無許可業者は家族関係にあり、厚労省などは、病院側が家族経営の会社を介して正規ルートよりも安く医薬品を購入していたとみて調べています。一連の問題で、偽造品が医療機関に納入されたことが明らかになるのは初めて。

 厚労省和歌山県大阪府によると、東京都千代田区の医薬品卸売販売業者「大興薬品」から、大阪市東住吉区で介護サービス事業を展開する無許可業者が今年1月、正規品を含む3本を購入。このうち外箱や添付文書(説明書)のない偽造品2本を和歌山県内の病院が購入していました。

 この直後、奈良県内の薬局チェーン「関西メディコ」でハーボニーの偽造品が見付かったため、病院は患者に処方する前に大興薬品に返品したといいます。

 今回の販売ルートは、大興薬品を東京都などが調査する過程で判明したといいます。東京都は12日、無許可業者に販売したとして、大興薬品に医薬品医療機器法に基づく8日間の業務停止命令を出しました。

 大阪府は今年2月、東住吉区の業者に立ち入り調査し、行政指導を行いました。

 和歌山県も2月、厚労省などからの情報提供を受けて和歌山市内の病院に4回、立ち入り調査を実施。県の調査に対し、病院の薬局長は「(大阪市の業者が)許可がないという認識はなかった」という趣旨の話をしているといいます。

 

 2017年4月25日(火)