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■はしかの集団発生が各地で相次ぎ、患者114人 海外で感染し国内に持ち込む

 

 海外への旅行者が増える大型連休を前に、厚生労働省ははしか(麻疹)などの感染症への注意を呼び掛けています。国内で感染が広がるはしかは、今年に入り4月9日までに21都道府県で計114人の患者が報告され、患者が多い東南アジアで感染した人が国内にウイルスを持ち込み、地域で患者が集団発生する例が相次いでいます。

 国立感染症研究所などによると、35人と最も多い山形県では3月、インドネシアのバリ島から帰国した男性の感染が判明。男性の宿泊したホテルの従業員らにも、感染が広がりました。山形県に次いで多いのが三重県の20人。東京都の13人、広島県の11人と続きます。

 せきやくしゃみで移るはしかの潜伏期間は、10日~12日。高熱やせき、鼻水などの症状が出て、肺炎や中耳炎、脳炎になることもあります。

 日本は世界保健機関(WHO)によって2015年3月、はしかウイルスが「排除状態」と認定されましたが、今年は3カ月余で114人と、関西空港での33人の集団感染を含め約160人の感染者があった昨年1年間を上回るペースで感染が広がっています。

 アジアやアフリカ諸国では、今も流行しており多くの患者が出ています。厚労省は、有効な対策としてワクチンの接種を挙げており、抗体ができるまで時間がかかるため、海外に出発する1週間以上前に受けたほうがよいといいます。

 厚労省の担当者は、「帰国後に思い当たる症状があれば、人の多い所は避けて、電話で症状や渡航先を伝えてから医療機関を受診してほしい」と話しています。

 厚労省は、食べ物や水が感染源となるE型肝炎や赤痢コレラのほか、アジアや中南米、アフリカなどの熱帯・亜熱帯地域で流行し、蚊に刺されることで感染するマラリアデング熱への警戒も呼び掛けています。

 

 2017年4月24日(月)