読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

健康創造塾

各種の健康情報を発信

■人工甘味料入りの清涼飲料水、摂取で脳卒中・認知症リスク3倍 アメリカで研究

 

 人工甘味料入りのダイエットソーダなどの清涼飲料水を毎日飲んでいた人は、脳卒中認知症を発症する確率が高いとする調査結果が20日、アメリカの心臓協会の学会誌「ストローク」に掲載されました。

 一方、糖分の多い飲料水でも、人工甘味料を使わない清涼飲料水やフルーツジュースなどでは、脳卒中認知症を発症するリスクが増大する傾向はみられませんでした。

 ボストン大学医学校の研究チームが、マサチューセッツ州フレミンガムに住む45歳以上の2888人と、60歳以上の1484人を対象に、1991年~2001年にかけて糖分の多い飲料水と人工甘味料入りの清涼飲料水を摂取した量を調査。

 このデータと比較して、45歳以上のグループでは以後10年間の脳卒中の発症率を調べ、60歳以上のグループでは認知症の発症率を調べました。

 その結果、人口甘味料入りの清涼飲料水を1日1回の頻度で飲んでいた人は、全く飲まなかった人に比べて、虚血性脳梗塞(こうそく)を発症する確率がほぼ3倍に上ることがわかりました。同様に、認知症と診断される確率もほぼ3倍に上っていました。

 人工甘味料入り清涼飲料水の摂取頻度が週に1~6回だった人の場合、虚血性脳梗塞の発症率は2・6倍だったものの、認知症については人工甘味料入り清涼飲料を全く飲まなかった人と変わりませんでした。

 人工甘味料の摂取が脳卒中認知症の発症リスクを高めるのか、発症しやすい体質や生活習慣の人が人工甘味料入りの清涼飲料水を好んで飲んでいるのかは、現時点でわからないといいます。

 ボストン大学の研究者は、「毎日飲むなら水を勧める」とした上で、「消費者が情報に基づいて選択できるよう、人工甘味料入り清涼飲料水が健康に及ぼす影響についてはさらに研究を進める必要がある」と解説しています。

 これに対しアメリカの飲料業界団体は反発し、「低カロリーの甘味料については世界各国の政府機関が安全性を保証している」と強調する声明を発表しました。

 

 2017年4月23日(日)