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健康創造塾

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■心不全患者、がん発症リスク3・8倍に 循環器病研究センターが解明

 

 心不全の患者は、がんを発症するリスクが3・8倍高くなることが診療データの解析で判明したと、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)の研究チームが7日、日本高血圧学会誌電子版に発表しました。

 北風政史臨床研究部長は、「心不全になったら、がんを疑うという意識を医師や患者が持ち、がんの早期発見に努めることが大事」と話しています。

 研究チームは2001~13年に同センター病院に心不全で入院した患者5238人のカルテから、がんと診断されていたり、その後がんになった人数と、国内全体のがん罹患率のデータを統計処理して解析。

 心不全の患者は2・27%ががんになっていましたが、国内の一般的ながん罹患率は0・59%で、3・8倍高くなりました。このうち心不全と診断された後にがんになった人は0・99%で、1・7倍高くなりました。

 研究チームは、心不全になるとさまざまな細胞が増殖しやすくなるため、がんの発症や進行につながるとみています。こうした研究結果はアメリカなどで報告されているものの、日本では初めてといいます。

 

 2017年4月8日(土)