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健康創造塾

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■エイズウイルス感染、前年から微増の1440人 厚労省委員会が速報値を発表

 

 厚生労働省エイズ動向委員会は29日、2016年に新たにエイズウイルス(HIV)への感染が判明した人は1440人だったとの速報値を発表しました。

 前年の1434人から微増し、高止まりの状態が続いています。

 このうち、エイズ後天性免疫不全症候群)を発症して初めて感染が判明したのは437人で約3割。年齢別では、30歳代が429人と最多で、40歳代の381人が続きました。性別では、男性が95%。感染ルートでは、同性間の性的接触によるものが67%を占めた一方、異性間の性行為による感染も20%に上りました。

 年間のエイズウイルスへの感染者数は、10年前にピークとなった後も毎年1500人前後と高止まりの状態が続いています。

 保健所などが実施した抗体検査は約11万8000件で、2年連続減少しました。

 エイズ動向委員会の委員長の岩本愛吉・日本医療研究開発機構科学技術顧問は記者会見で、「HIVへの社会の意識が低くなったことなどから、保健所などでの検査件数が減っている。性別を問わず、幅広い年齢で感染が確認されており、早期発見に結び付くよう、検査を普及させる必要がある。治療や予防には早期発見が一番大事だ」と述べ、リスクのある人は保健所が無料で実施する匿名の相談や検査を積極的に利用するよう呼び掛けました。

 

 2017年3月29日(水)