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■HTLVー1母子感染対策でマニュアル作成 厚労省

 

 主に母乳を介して感染し、白血病などを引き起こすウイルス「HTLVー1」(ヒトTリンパ球向性ウイルス1型)について、厚生労働省の研究班は感染予防のマニュアルを作成し、感染がわかった場合は、原則として子供に粉ミルクなどを与えるよう医療機関などを通じて呼び掛ける方針です。

 HTLVー1は、国内で最大およそ80万人が感染しているとされています。

 主に母乳を通じて感染し、大人になってから白血病や重い歩行障害などを発症する恐れがあります。また、妊婦健診で行われている抗体検査で感染がわかっても母乳を与え続け、子供が感染するケースも報告されています。

 このため、厚生労働省の研究班は感染予防に関するマニュアルを作成し、医療機関などを通じて母親に呼び掛けていくことを決めました。

 マニュアルでは、感染がわかった場合、原則として子供に粉ミルクなどの人工栄養を与えるほか、感染がわかっても母乳で育てることを強く希望する母親には、感染のリスクを伝えた上で、授乳は満3カ月までの短期間に限ることや、いったん母乳を凍らせてから与えることも選択肢の1つとして呼び掛けるということです。

 厚労省は近く、全国の医療機関などにこのマニュアルを公表するということで、「感染すると、現時点では白血病などの発症を抑える有効な方法がないため、なるべく母子感染のリスクをなくすことが重要だ」としています。

 

 2017年3月28日(火)