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健康創造塾

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■家族同居で孤食の高齢男性、死亡リスク5割高 東京医科歯科大などが調査

 

 家族などと同居しているにもかかわらず、1人で食事をする高齢男性の死亡リスクが、家族と一緒に食事をする男性に比べ約1・5倍に上ることが、東京医科歯科大学などの調査で明らかになりました。

 同大学の谷友香子研究員は、「家族と一緒に住んでいれば食生活は安心とはいえない。対策を検討する必要がある」と話しています。

 調査では、介助を必要としない65歳以上の高齢者3万3100人を約3年間追跡しました。配偶者や子供、孫などと同居して、一緒に食事をしている男性は2万9182人で、3年間に1759人(6・0%)が亡くなりました。

 一方、同居はしているものの、家族などと生活時間が合わないなど何らかの理由で1人で食事をしている男性は1645人で、うち156人(9・5%)が亡くなりました。

 年齢や健康状態、経済状況の影響を除いて解析したところ、誰かと同居して一緒に食事をしている男性より、死亡リスクが1・5倍高くなりました。高齢女性については、こうした差はありませんでした。

 また、独り暮らしで食事も1人でする高齢男性の死亡リスクは、家族と一緒に食事をする男性に比べ約1・2倍高くなりました。

 家族などと同居しているにもかかわらず、1人で食事をしている人は家族とのトラブルを抱え、自殺に追い込まれるケースもあるとみられます。

 谷研究員は、「家族や近隣の人と一緒に食事をとることを勧める、自治体が会食を開催するといった対策が、高齢者の健康維持に効果があるかもしれない」と話しています。

 

 2017年3月28日(火)