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■日本人の平均寿命、男女とも過去最高を更新 厚労省が2015年の確定値を公表

 

 2015年の日本人の平均寿命は女性が86・99歳、男性が80・75歳と確定したことが1日、厚生労働省が5年ごとに公表している「完全生命表」で明らかになりました。

 前回調査の2010年の平均寿命に比べ、女性は0・69歳、男性は1・20歳延び、いずれも過去最長を更新しました。

 厚労省は毎年、推計人口から計算した「簡易生命表」を公表。5年に1度実施される国勢調査のデータを反映させ、確定版の「完全生命表」を作成しています。

 昨年7月27日公表の簡易生命表では2015年の平均寿命は女性87・05歳、男性80・79歳でしたが、今回の完全生命表では女性が0・06歳、男性が0・04歳それぞれ少し低く補正されました。

 平均寿命の確定値は、最初の調査が行われた1891年~1898年分(当時は国勢調査に基づかない)で女性が44・3歳、男性が42・8歳でした。第2次世界大戦後は、延び続けています。

 平均寿命について諸外国と比べると、アメリカの女性81・2歳、男性76・4歳、カナダの女性83・6歳、男性79・4歳、フランスの女性85・1歳、男性79・0歳、ドイツの女性83・06歳、男性78・18歳、イタリアの女性84・606歳、男性80・115歳、スイスの女性84・9歳、男性80・7歳、イギリスの女性82・82歳、男性79・09歳より、男女とも日本のほうが勝っています。

 厚労省は「平均寿命は保健福祉水準を総合的に示す指標である」としており、日本の保健福祉水準は依然として世界トップレベルにあることがわかります。

 死亡率について5年前と比較すると、男女ともほとんどの年齢で低下しています。年次推移をみると、1975年から2015年にかけて、男女とも「0歳から10歳代」「70歳代」の低下が大きいことがわかります。衛生状態の向上や医療制度・技術の向上などによって、乳幼児と高齢者の死亡が減っている格好です。

 また、「10万人の出生者が年齢別死亡率に従って死亡していく」とした場合の死亡数をみると、男女とも70歳代から急激に増加し、男性では87歳、女性では92歳でピークを迎えた後、急激に減少しています。生命表における死亡数のピークは、回を追うごとに高齢に移動しており、ここからも「高齢化の進展」が改めて確認できます。

 

 2017年3月2日(木)