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健康創造塾

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■WHO、最も危険な細菌を初めて公表 多剤耐性菌の12種類

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 スイスのジュネーブに本部があり、健康状態を向上させるための国際協力組織である世界保健機関(WHO)は27日、抗生物質(抗菌薬)がほとんど効かない多剤耐性菌の中でも、特に警戒が必要な12の菌のリストを初めて公表しました。

 新たな抗生物質の開発を急ぐとともに、人や家畜に対し抗生物質を必要以上に使わないよう呼び掛けています。

 WHOが公表したリストは、特に警戒と対策が急がれる12の多剤耐性菌を挙げ、危険性の度合いに応じて「重大」「高度」「中位」の3段階に分類しています。

 最も危険性が高い「重大」には、アシネトバクター、緑膿(りょくのう)菌、エンテロバクターの3つの菌が挙げられ、病院などで感染が広がると死亡する患者が出る可能性があることや、耐性菌にも効くとされる最新の抗生物質さえ効かなくなりつつあると指摘しています。

 次に危険性が高い「高度」には、エンテロコッカス、黄色ブドウ球菌ヘリコバクター・ピロリカンピロバクターサルモネラ、淋(りん)菌の6つの菌が挙げられ、感染した場合、治療が難しくなる恐れを指摘しています。

 さらに、「中位」の区分には、肺炎レンサ球菌、インフルエンザ菌赤痢菌の3つの菌が挙げられています。

 12の菌はすべて、新たな抗生物質への耐性を比較的、容易に獲得できることや、耐性をほかの菌に遺伝情報として伝える能力を持っていて、抗生物質が使われれば使われるほど、より速いペースで耐性を獲得するということです。

 WHOは、「これらの菌の抗生物質への抵抗は強くなっており、治療の手段は尽きつつある」と警告しています。

 

 2017年2月28日(火)