読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

健康創造塾

各種の健康情報を発信

■慈恵医大病院、疑い例も直接連絡する改善策を公表 肺がん疑い報告書を1年放置

医療ニュース 医療健康ニュース

 

 東京慈恵会医科大学付属病院(東京都港区)が、肺がんの疑いがあると指摘された男性患者(72歳)の画像診断報告書を約1年間放置していた問題で、病院は4日、院内で検討した原因分析と改善策をホームページで公表しました。

 患者は肝臓の病気のため、慈恵医大病院の消化器肝臓内科で長年治療を続けており、肺がんの疑いが最初に指摘された画像検査は激しい消化管出血で救急外来を受診した際に撮影されました。

 慈恵医大病院は検査結果が1年にわたって患者の主治医や外来の担当医に伝えられなかった理由について、主治医らが肝臓や消化管出血の治療に気を取られたことや、医師間の連絡体制が十分でなかったことを挙げました。

 件数や詳細は不明ながら、慈恵医大病院は過去にも同様の見落とし事例があったと説明。2013~2015年に画像診断部の医師が「早急な対応が必要」と判断した場合、主治医らに直接口頭で結果を伝える仕組みを導入し、画像診断を依頼した医師が報告書を確認したかどうかチェックする電子システムも取り入れていました。

 新たな改善策としては、医師の間で確実に情報を共有するため、画像診断部の医師から患者の主治医や外来の担当医に直接口頭で連絡する基準を引き下げて、「がんの疑い」などの例も確実に伝えることや、画像診断報告を印刷して複数で共有する体制を構築することを明らかにしました。

 

 2017年2月5日(日)