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健康創造塾

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■人工知能で患者ごとに最適な治療法を提案へ がん研究会、4年後の実用化を目指す

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 がんの手術数が国内で最も多いがん研有明病院を運営する、公益財団法人がん研究会(東京都江東区)は31日、人工知能(AI)に医師が選んだ最新のがん治療に関する論文を読み込ませ、患者一人一人に最適な手術法や抗がん剤治療を提案するプロジェクトを始めると発表しました。

 4年後の2021年までに肺がんと乳がんで実用化を目指すということです。  これは、がん研究会と、AIの開発を手掛ける「FRONTEOヘルスケア」(東京都港区)が、会見で明らかにしたものです。

 プロジェクトでは、がん研究会の専門の医師が、信頼度が高いと選び出したがん治療の最新の研究成果などに関する論文をAIに読み込ませます。その上で、患者のゲノム(全遺伝情報)や血液検査、画像診断の結果の解析にAIを活用し、患者一人一人に最適な手術法や抗がん剤治療などを提案させるということです。

 がん治療では、肺や大腸などの部位による違いだけではなく、原因となった遺伝子変異により治療法を決める手法が有効とみられている。

 がん研究会の野田哲生所長は、「最新の知見が次々と発表される中、1人の医師がすべての情報を把握して治療に生かすのは難しくなってきている。人工知能の支援を活用して個人に合った治療が受けられる患者の数を増やしたい」と話しています。

 人工知能(AI)を医療に応用する動きは、各地で進んでいます。東京大学医科学研究所では、診断が難しかった白血病をAIが見抜き、救命に役立つケースが出てきました。国立がん研究センター(東京都中央区)は昨年11月、がん患者の一人一人に最適な治療を施すため、AIを活用したシステムの開発を産業技術総合研究所茨城県つくば市)などと共同で開始し、5年後の実用化を目指すと発表しました。

 

 2017年1月31日(火)