健康創造塾

各種の健康情報を発信

■「笑い」のがん免疫効果、実証研究へ 大阪国際がんセンターが5月から

 

 大阪府のがん拠点病院として3月27日から外来診療を始める大阪府立病院機構「大阪国際がんセンター」(大阪市中央区)が、「笑い」によるがん予防や治療効果を検証する実証研究を始めます。

 研究には、吉本興業松竹芸能、落語家・桂米朝(故人)ゆかりの米朝事務所が協力。5月から約4カ月間、継続的に参加できる数十人の外来患者らに漫才や落語で笑いを提供し、がんに対する免疫細胞の活性状況などを調べます。

 大阪国際がんセンターを運営する大阪府立病院機構によると、全国初の取り組みで、漫才や落語は月2回、病院内に設けたホールで鑑賞してもらいます。鑑賞の前後に被験者の血液や唾液(だえき)の検査で免疫細胞やストレスの状況を調べ、気持ちの変化なども尋ねます。鑑賞の頻度による免疫細胞の活性化の違いも調べます。

 研究結果は2017年度にも論文にまとめる計画で、研究の費用は民間の助成金や寄付金で賄うといいます。

 笑いと免疫力の関係を示した研究は過去にもありますが、大阪府立病院機構の担当者は「がん患者を対象に、ここまで長期で継続的に実証する例はないのではないか」と話しています。

 大阪府は、2025年の国際博覧会(万博)の誘致で「健康」をテーマに掲げています。松井一郎知事は25日の定例会見で、「笑いの効果が示せれば万博でもアピールできる」と期待を示しました。

 大阪国際がんセンターは、地下2階地上13階で500床。大阪市東成区の府立成人病センターの老朽化に伴い、3月25日に建て替え移転し、名称も変更します。

 

 2017年1月26日(木)