健康創造塾

各種の健康情報を発信

■偽のC型肝炎治療薬、新たに東京都内で発見 卸売リ販売業者2社からボトル計9本

 

 厚生労働省は23日、高額なC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品が東京都内の卸売り販売業者2社で、新たにボトル計9本分見付かったと発表しました。

 奈良県の薬局チェーン店で偽造品5本分が見付かっていたのを受け、東京都などが流通経路を調べ、判明しました。9本は店頭には並んでおらず、奈良県の場合も含めて健康被害の訴えはありませんが、厚労省が注意を呼び掛けています。

 厚労省によると、1月10日に偽造品が見付かった薬局チェーンの関西メディコ(奈良県平群町)や、関西メディコに偽造品を卸した可能性がある卸売り販売業者らを対象に、奈良県や東京都などが立ち入り調査を実施。東京都内の1社から6本、同社が納入したもう1社から3本の計9本が見付かりました。

 奈良県内で見付かった5本を含め偽造品の流通経路上には、少なくとも東京都と大阪府の9社があったことも判明。うち3社は、販売許可のない複数の個人から仕入れたとみられます。

 厚労省は偽造品が全国に流通している恐れがあるとみて調査を続けるとともに、医薬品医療機器法(薬機法)違反の疑いで個人や卸売り販売業者の告発を検討しています。

 また、薬を製造・販売するギリアド・サイエンシズ(東京千代田区)や東京都は、偽造品の成分を調査しています。

 厚労省によると、これまで見付かった計14本の偽造品は正規品のボトルに入って流通していますが、正規品にある紙箱や添付文書はありませんでした。正規品の中身はだいだい色のひし形で、表面に「GSI」の刻印がありますが、東京都内で見付かった偽造品は黄色い楕円(だえん)形で、奈良県内では薄紫色の錠剤も見付かっています。

 ハーボニー配合錠は、C型肝炎の画期的な治療薬として2015年9月に発売され、1日1錠、12週間内服します。1錠約5万5000円と高額で、28錠入りのボトルの価格は約153万4000円。昨年12月までに約7万6000人が利用しています。

 ギリアド・サイエンシズは、24時間対応の専用ホットライン(0120・631・042)を設けています。

 

 2017年1月24日(火)