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■脳梗塞発症リスク、ゲノム解析から予測 新手法開発、岩手医大

 

 岩手医科大学などの研究チームは20日までに、一人一人のゲノム(全遺伝情報)を調べ、遺伝子の塩基配列の個人による変異の違いによって、脳梗塞(こうそく)を発症する危険性を予測する手法を開発したと発表しました。

 危険性の高い塩基配列の人は、低い人に比べ2倍程度発症しやすいといいます。

 岩手医科大学の清水厚志特命教授は、「脳梗塞になりやすい遺伝情報を持つ人でも、一人一人が発症リスクを知った上で生活習慣も改善すれば、体質に合った脳梗塞の予防につながる」と話しています。

 研究チームは脳梗塞の患者約1万3214人と、健康な人約2万6470人のゲノムを解析。配列が一つだけ違い「多型」と呼ばれる変異を1人ごとに約36万カ所調べ、脳梗塞の発症リスクの大きさで5つのグループに分けることができました。

 約2000人の別のデータで検証したところ、最も発症リスクが高いグループは、最も発症リスクが低いグループに比べて、脳梗塞になるリスクが1・8~2倍高いという結果となりました。

 血圧が高い人は発症しやすいことが知られていますが、遺伝子の塩基配列も危険性が高ければ、さらに発症しやすくなるといいます。

 研究チームは、さらに精度を高める研究を進める計画。この解析法は、がんや生活習慣病うつ病などの予測にも応用できるとしています。

 

 2017年1月23日(月)