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■小野薬品工業、アメリカの製薬大手メルクと和解 オプジーボの特許巡る訴訟

 

 小野薬品工業大阪市)は21日、がん免疫治療薬「オプジーボ」に絡む特許を侵害されたとして、国内外で提訴していたアメリカの製薬大手メルクと和解したと発表しました。

 特許の有効性を確認し、小野薬品工業と共同開発先のアメリカの製薬会社ブリストル・マイヤーズスクイブに対し、メルクが6億2500万ドル(約715億円)を支払います。また、メルクは今後、同社が販売するがん免疫治療薬「キイトルーダ」の売り上げに応じて、小野薬品工業ブリストル・マイヤーズスクイブにロイヤルティーを支払います。

 小野薬品工業は、メルクのキイトルーダがオプジーボと同じく、体の免疫機能を弱めるタンパク質「PD1」に作用する有効成分を用いており、特許侵害に当たると主張。ブリストル・マイヤーズスクイブとともに、アメリカやヨーロッパなど世界各国で損害賠償や販売の差し止めを求めていました。日本ではメルクの日本法人MSD(東京都千代田区)を訴えていました。

 今回の和解は、小野薬品工業ブリストル・マイヤーズスクイブの実質的な勝訴とみられます。

 オプジーボは、体の免疫機能を高めて、がん細胞を攻撃する新しいタイプのがん治療薬。手術ができないほど進行したがんを縮小させるなど、これまでの抗がん剤にはなかった治療効果が確認されています。遺伝子組み換え技術などを応用し、微生物や細胞が持つタンパク質を作る力を利用して製造されるバイオ医薬品です。

 

 2017年1月22日(日)