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健康創造塾

各種の健康情報を発信

■角膜再生iPSを凍結保存し、自前の細胞バンク  大阪大学など2017年度にも設立

 

 目の角膜が傷付いた患者の治療法として、将来iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った再生医療が行われる場合に備え、大阪大学などの研究チームは、他人に移植しても拒絶反応が起きにくい特殊なiPS細胞からあらかじめ角膜の元になる細胞を作って凍結保存しておく「細胞バンク」を2017年度にも設立することを決めました。

 大阪大学大学院医学系研究科の西田幸二教授(眼科学)などの研究チームは、けがや病気で角膜が傷付いたり濁ったりした患者に、iPS細胞から作った角膜の組織を移植する再生医療の研究を進めています。

 京都大学が保管を進めている、他人に移植しても拒絶反応が起きにくい特殊なタイプのiPS細胞を使う計画ですが、移植する組織を作るのに半年近くかかることなど、将来的に一般医療として普及させるには課題がありました。

 そこで研究チームは企業と協力して、iPS細胞から角膜の元になる細胞を作り、凍結保存しておく自前の細胞バンクを設立することを決めました。あらかじめ遺伝子検査し、保存する細胞の品質も確かめるといいます。

 移植に使う組織を1カ月から2カ月ほどで作れるようになるほか、費用も抑えられる見込みで、医療機関から要請があった場合はそれぞれの患者に適した細胞を提供するということです。

 研究チームは、角膜の組織を移植する再生医療について、数年以内に臨床研究を行いたいとしています。

 西田教授は、「臨床研究で安全性と効果を確認するとともに、広く行われるようにするための環境整備も進めていきたい」と話しています。

 

 2017年1月12日(木)