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■独協医大病院、新たに31人が発症 胃腸炎の集団感染、計198人に

 

 入院患者162人と医療従事者5人の計167人が感染性胃腸炎を発症し、うち1人からノロウイルスが検出された独協医科大学病院(栃木県壬生〔みぶ〕町)で28日、新たに入院患者31人の発症が確認されました。

 25日からの発症者は計198人となり、うち141人はすでに治癒したといいます。

 同病院の病床数は1167床で、全入院患者の1割以上が発症したとみられます。33の病棟の大半で発症しており、県南健康福祉センターは28日も立ち入り検査を実施し、感染経路などを調べています。

 感染を受け、同病院は入院患者への面会を原則禁止しており、28日は、お見舞いに来た家族や知人らが持参した着替えや花束を病院に預けて帰っていました。同病院庶務課によると、重篤な入院患者への面会は個別で相談に応じるといいます。

 県健康増進課によると、栃木県内48の観測医療機関の感染性胃腸炎の報告数は、12月12~18日の週で1機関当たり14・44人。警報基準の20人には達していないものの、例年より半月程度早く流行が始まっており、6年前の同時期に近い高水準といいます。

 県健康増進課は、「例年、年が明けると流行は鈍化するが、3月まで患者数が高い水準で推移する」と、対策を呼び掛けています。

 感染性胃腸炎の感染経路は、ウイルスに汚染された食品を食べる「経口感染」や、患者の嘔吐(おうと)物の処理で消毒し切れなかったウイルスが塵(ちり)などと一緒に舞い上がって、人が吸い込む「塵埃(じんあい)感染」などがあります。

 県生活衛生課によると、食品を取り扱う飲食店や食品製造業者にせっけんを使った手洗いの徹底や、下痢、嘔吐の症状がある従業員を業務に従事させないことなどを呼び掛けています。また、塵埃感染を避けるためには、嘔吐物を除去する際には、次亜塩素酸ナトリウムを含む消毒液や漂白剤で消毒するのが効果的といいます。

 

 2016年12月30日(金)