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健康創造塾

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■香港、鳥インフルで今冬初の死者 広東省に渡航歴のある75歳男性

 

 香港の保健当局は27日、75歳の男性が鳥インフルエンザに感染して死亡したと発表しました。

 男性は中国本土への渡航後、H7N9型の鳥インフルエンザウイルスへの感染が確認されていました。香港で今年の冬に鳥インフルエンザで死者が出たのは、初めて。

 基礎疾患を持つ75歳の男性は11月28日に香港に隣接する中国本土の広東省東莞(とうかん)市を訪れており、12月8日に胸の不快感のため病院にて受診。

 翌9日に香港に戻り、せき、息切れ、鼻水、胸の不快感のため、すぐに救急車で病院に搬送されました。検査ではエンテロウイルス/ライノウイルスに関して陽性を示し、鳥インフルエンザウイルスについては陰性でした。

 その後、男性は17日には発熱し、肺炎と診断されました。さらに21日、検査によりH7N9型鳥インフルエンザウイルスに対して陽性であることが確認され、容態が重体であるため隔離された下で処置を受けていましたが、25日に死亡しました。

 男性は、家きんや生鮮市場との接触については否定していたといいます。

 英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの電子版は、同居者や医療関係者ら、男性と密接に接触した50人余りが医学観察下に置かれていると伝えています。

 同紙によると、香港でH7N9型鳥インフルエンザウイルスの域外感染が確認されたのは、17例目。

 鳥インフルエンザとは、鳥類がかかるA型インフルエンザの一種で、H5N1型、H7N7型などに分類されます。感染した鳥類が全身症状などの特に強い病原性を示すものを高病原性鳥インフルエンザと呼び、ニワトリ、七面鳥、ウズラなどが感染すると大量死することもあります。

 生きた病鳥や内臓、排泄(はいせつ)物に接触することで、鳥から人間にも感染し、発病した場合の致死率は6割を超えます。

 人から人への感染は2008年1月、中国でH5N1型による感染が初確認されましたが、ウイルスの変異はありませんでした。もし、ウイルスが人間の体内などで変異して、空気感染力などを持つ新型インフルエンザになると、世界中で大流行する恐れがあるため、各国政府も警戒を強めています。

 

 2016年12月28日(水)