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■動物園の7割、鳥類の展示や酉年にちなむイベントを見直し 全国の89施設調査

 

 全国で感染が広がる高病原性鳥インフルエンザウイルス対策として、日本動物園水族館協会に加盟する動物園89施設のうち、約72%に当たる64施設が鳥類の展示や、来年の干支(えと)である「酉(とり) 」にちなんだイベントを中止したり、変更したりしたことが18日、マスコミの集計で明らかになりました。

 この冬は野鳥の感染が過去最多となり、北海道と青森県新潟県では養鶏場などでも発生し、鶏やアヒルの殺処分に追われました。各動物園は飼育する鳥類の感染を防ごうと警戒を強めていますが、野鳥が運ぶウイルスを「完全には防げない」と悩みも深まっています。

 対策で多かったのは、来園者の靴底などに付着したウイルスの感染を防ぐため、鳥類に直接触れ餌(えさ)を与えるイベントの中止や変更。

 千葉県の市川市動植物園は、年賀状用に企画したニワトリとの記念撮影を打ち切りました。横浜市野毛山動物園も、鶏と触れ合える展示をやめ、記念撮影イベントを中止しました。

 秋田市の大森山動物園と名古屋市東山動植物園では、感染例が出て休園中。

 池がある東京都の羽村市動物公園は、鳥用の餌の販売を中止し、東京都の多摩動物公園と愛知県豊橋市豊橋総合動植物公園は、池の水を抜きました。

 北海道旭川市旭山動物園は、出入り口に靴底の消毒マットを設置して、人気イベント「ペンギンの散歩」を継続しています。中止や変更のない施設は、「鳥類がいない」「もともと冬は鳥類舎の立ち入り を禁止している」としています。

 一方、静岡県伊東市の伊豆シャボテン動物公園は、「鳥類は上に網を張り、夜間は獣舎にしまい、野鳥が近寄らないよう対策しているが、リスクをゼロにするのは難しい」と困惑する声を上げています。

 アヒルを屋内展示に切り替え、行進イベントを中止した兵庫県姫路市の市立動物園は、「危なくて怖い場所だと思わないでほしい。感染動物との濃厚接触などがなければ危険はほとんどない。心配なく遊び に来てほしい」と呼び掛けています。

 

 2016年12月18日(日)