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健康創造塾

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■子宮頸がんワクチン、健康被害女性が2次提訴 57人が4地裁に

 

 国が接種を呼び掛けた子宮頸(けい)がんワクチンが全身の痛みなどの健康被害を引き起こしたとして、21都道府県に住む15~22歳の女性57人が14日、国と製薬会社2社に損害賠償を求め、東京、名古屋、大阪、福岡各地裁に2次提訴しました。

 7月の1次提訴を含めた原告は、計119人となりました。

 弁護団によると、提訴した地裁別の原告数は、東京25人、名古屋5人、大阪7人、福岡20人。2010年8月~2013年8月に接種を受けた後、全身の痛みや運動障害、記憶障害などを発症したとして、1人当たり1500万円、計8億5500万円の損害賠償を求めています。

 原告が問題としているワクチンは、イギリスの製薬会社グラクソ・スミスクラインの「サーバリックス」と、アメリカの製薬大手メルクの日本法人MSDの「ガーダシル」。日本より先に承認された海外で、死亡例などの副作用が報告されていたと指摘。国は被害を予見できたのに安全性を調査せず承認し、接種を推奨した責任があり、2社には製造物責任があると訴えています。

 今後、各自の症状に応じて請求額を増やします。

 グラクソ・スミスクラインは「訴状が届いておらずコメントは差し控える」、MSDは「原告の主張に類似する症状とワクチンとの間に関連性はないとされている」とコメントしました。

 東京地裁への提訴後、厚生労働省で記者会見した千葉県の通信制高校2年の女性(17歳)は、「ワクチン1本でどうしてこんなにボロボロな体になってしまったんだろう」と訴えました。中学1年の時に3回接種し、3回目の1週間後に激しいめまいや頭痛などが襲いました。中2で腹痛に悩まされ、痛みは手足や背中にも広がりました。ピアノが大好きでしたが、記憶障害で曲が覚えられなくなり、希望校への進学も諦めたといいます。

 東京以外の3地裁では1次提訴の審理が始まっており、国と製薬会社は請求棄却を求め、製薬会社はワクチン接種と健康被害の因果関係を否定して争っています。

 

 2016年12月15日(木)