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健康創造塾

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■糖尿病の30歳代男性、心疾患リスク18倍に 新潟大学が研究

医療ニュース

 

 糖尿病の30歳代男性が心筋梗塞(こうそく)や狭心症などの心疾患を発症する確率は、糖尿病ではない同年代の男性の18倍高いとの分析結果を、新潟大学の曽根博仁教授(内科)、藤原和哉准教授(内科)らの研究チームが欧州の医学会誌に発表しました。

 一般に糖尿病患者の発症率は2~4倍とされますが、それを大幅に上回りました。

 心筋梗塞などは働き盛りの突然死の主な原因とされ、糖尿病で血糖値が上がると、動脈硬化が進んで発症しやすくなります。

 研究チームは診療報酬明細書(レセプト)のデータベースから、2008~2012年に健康診断を受け、心疾患になったことがない31~60歳の男性11万1621人を抽出。高血圧や肥満など他の要因に配慮し、糖尿病の人と血糖値が正常な人の手術やカテーテル治療を要した心疾患の発症率を比べました。

 その結果、30歳代では最大18・2倍の差があり、40歳代は2・7倍、50歳代は2・5倍に縮まりました。血糖値がやや高めな「糖尿病予備群」でも30歳代の発症率は2・9倍で、40歳代の1・6倍、50歳代の0・9倍を上回りました。

 研究チームの曽根博仁教授(内科)は、「糖尿病と診断されたり、血糖値が高めだったりした場合は、若くても安心できず、逆に若いからこそ危険性が高いといえる。早めに生活習慣の改善などに取り組むことが重要だ」と話しています。

 

 2016年11月24日(木)