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■治療薬「オプジーボ」、悪性リンパ腫にも有効性  近く正式承認へ

 

 高い治療効果が期待できる一方で、極めて高額なため薬価の引き下げが検討されている新しいタイプのがん治療薬「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ)について、厚生労働省は、新たに悪性リンパ腫の一種にも有効性が認められるとして、近く承認する方針を固めました。

 オプジーボは、体の免疫機能を高めてがん細胞を攻撃する新しいタイプのがん治療薬で、2014年9月の発売当初は皮膚がんの一種であるメラノーマの治療薬として承認され、その後、患者数の多い肺がんの一種である非小細胞肺がんや、腎臓がんの一種である腎細胞がんの患者にも対象が拡大されました。

 11日に開かれた厚労省の専門家会議では、血液のがんである悪性リンパ腫の一種「ホジキンリンパ腫」の患者に対しても、新たに有効性が認められるとして、承認すべきだとする答申がまとまりました。

 厚労省は今回の答申を受けて、患者数が国内でおよそ2000人と推計されるホジキンリンパ腫の治療薬としても、オプジーボを承認する方針を固めました。約1カ月後に正式承認され、保険適用が認められます。

 オプジーボを巡っては、肺がんの場合、体重60キロの男性患者が1年間使用すると、およそ3500万円かかると試算され、医療費の自己負担分が一定額を超えた場合に軽減される高額療養費制度があるために、患者の負担は月9万円程度ですが、残る金額は患者が加入する医療保険と国や自治体の公費で賄われ、使用する患者が増えるにつれて保険財政を圧迫すると懸念されています。

 このため国は、薬価の大幅な引き下げや、効果が見込める患者に使用を限ることなどを検討しています。

 

 2016年11月11日(金)