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■妊娠中のジカ熱感染、小頭症の原因と断定 アメリカの当局が結論

 

 アメリカの疾病対策センターCDC)は13日、蚊が媒介するジカウイルスについて、脳の発達に異常が生じる小頭症などの先天異常の原因であると断定したと発表しました。

 この結論は、ジカ熱の流行に伴い新生児の先天異常が急増しているブラジルで行われた一連の研究結果などに基づいたものだといいます。小頭症とジカ熱との関連を巡っては、数カ月にわたって議論が続いてきましたが、結論は出ていませんでした。

 アメリカの医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル」に掲載された報告書の中でCDCは、両者の因果関係を示す決定的証拠があるわけではないものの、「最近発表された多数の研究結果で示された証拠と、確立された科学的基準を用いた慎重な評価」に基づき、今回の「妊娠中の感染が小頭症や脳の障害などを持つ赤ちゃんが生まれる原因になっている」という結論に達したとしています。

 CDCのトム・フリーデン所長は、「これまでに蓄積された知見から判断して、ジカ熱と小頭症が関連していることは明らかだ。小頭症以外にも、赤ちゃんにどのような影響があるのか、詳細な調査が必要だ」と述べた上で、「妊娠中の女性は感染しないよう十分に注意してほしい」と呼び掛けています。

 ジカウイルスは1947年、アフリカのウガンダの「ジカの森」にいたアカゲザルから初めて見付かり、1952年に、ウガンダタンザニアで初めて人の感染が確認されましたが、同ウイルスに関する研究は進んでいませんでした。

 感染すると3日から12日間ほどの潜伏期間の後、38度5分以下の発熱や発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠(けんたい)感、頭痛などの症状を引き起こすものの、比較的症状は軽く、多くの場合、2日から1週間程度で症状は治まります。また、感染しても、実際に症状が出る人は4、5人に1人程度と見なされます。

 

 2016年4月14日(木)