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青色母斑

 

通常のほくろよりも全体に青色が強いタイプのあざ

 青色母斑(せいしょくぼはん)とは、青あざの一種で、通常のほくろよりも全体に青色が強く、青色から黒色調に見えるタイプのあざ。

 皮膚の一部分に色調や形状の異常として現れるものが母斑で、あざとも呼ばれています。ほくろも母斑の一種で、その一番小さい型に相当します。

 青色母斑の通常のものは、10ミリ以下で少しだけ皮膚から盛り上がっている小結節で、触ると硬い感触がします。

 原因は、メラノサイトメラニン細胞)にあります。通常は表皮にあって、メラニンという皮膚の色を濃くする色素を作り出すメラノサイトが、深い部分の真皮で増殖しているために、青色から黒色調に見えてしまうのです。

 発生する個所としては、顔面、背中、手首、手の甲、足首、足の甲などが挙げられます。多くは乳幼児期に生じますが、30歳ころから生じるケースもあります。突然多く発生することはありません。

 まれに、青色母斑がかなり大きくなることもあります。これは細胞増殖型青色母斑と呼ばれ、青年期以降に悪性化して悪性青色母斑となる可能性があります。悪性化した場合には、皮膚がんの一種で、メラノサイトががん化してできるメラノーマ(悪性黒色腫〔しゅ〕)と同様の治療を行う必要があります。

 10ミリ以下の青色母斑の場合には、気にならなければ治療の必要はありません。ただ、目立つ部分に現れるので、気になってしまうようなら、皮膚科、皮膚泌尿器科、形成外科の医師に相談して下さい。悪性のものと区別がつかないケースもあるため、経過を見守ることも大切です。

青色母斑の検査と診断と治療

 皮膚科、皮膚泌尿器科、形成外科の医師による診断では、特徴的な色素斑なので、ほとんどは見ただけで診断はつきます。細胞増殖型青色母斑の確定診断は、切除した小結節を顕微鏡を用いて病理組織検査することでつきます。

 細胞増殖型青色母斑が疑われる場合は、リンパ節転移を起こすことがあるため、CT(コンピュータ断層撮影)検査やシンチグラム検査(RI検査、アイソトープ検査)といった全身の検査も行う必要があります。

 皮膚科、皮膚泌尿器科、形成外科の医師による治療では、通常の青色母斑の場合は悪性化の心配はほとんどないため、見た目の問題で気になるならQスイッチレーザーにより、あざを除去します。

 Qスイッチレーザーには、ルビーレーザー、アレキサンドライトレーザー、ヤグレーザーなどがあり、レーザーの種類により多少の効果や経過の違いがみられます。いずれのレーザー治療も痛みを伴うため、麻酔シール、注射などを使用して痛みの緩和を行います。

 まれに軽い色素沈着を残したり色素脱出を来すこともありますが、治療はほぼ100パーセントうまくいきます。

 治療時期は何歳からでも可能ですが、小児の場合は乳幼児期からの早期治療が有効です。成人で濃くなり化粧法で隠せなくなった場合でも、完全に除去することが可能です。

 細胞増埴型青色母斑が疑われる場合は、原則として、局所麻酔による手術で深く広範囲に切除します。リンパ節転移が見付かった場合には、リンパ節を切除します。