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カンジダ膣炎

 

激しいかゆみと下り物の異常が特徴

 カンジダ膣(ちつ)炎とは、カンジダと呼ばれる真菌(かび)の一種の増殖によって起こるもので、激しいかゆみ、下り物の異常が特徴となる疾患です。別名、膣カンジダ症。

 カンジダは本来、皮膚や口腔(こうくう)などに生息し、普通は害を及ぼしません。種々の原因でカンジダが増殖して、腟や外陰部に炎症を起こしたために症状が出た時、初めてカンジダ腟炎と見なされます。

 症状としては、外陰部およびその周辺に激しいかゆみがあり、濃いクリーム状、または粉チーズのような下り物が増えてきます。なお、男性の場合の症状としては、かゆみと発疹(はっしん)などが出ることもありますが、無症状のことも多く見受けられます。

カンジダ膣炎の検査と診断と治療

 治療においては、腟内や外陰部の白色苔状(たいじょう)の下り物を十分ふき取った後、カンジダを殺す働きのある薬が入った腟坐薬(ざやく)を腟の奥のほうに挿入し、カンジダに効く軟こうを外陰部に擦り込みます。1週間から10日間、治療は毎日続けます。

 多くは4、5日で症状がとれますが、自己判断で治療を中止すると再発しますので、根気よくきちんと治療を継続し、治療後の検査が欠かせません。特に、妊娠時には徹底的に治しておかないと、出産に際して、腟内のカンジダが新生児の口の中に感染し、口腔カンジダ症の原因となります。

 カンジダの感染経路は、性交による場合や接触、入浴での家族内感染などがあります。また、再発を繰り返すことが、しばしばあります。その原因としては、治療の不徹底、男性の陰茎の冠状溝に移ったカンジダが性交により、再び女性のほうに移行するピンポン感染などが挙げられます。

 完治するまで、性交時にはコンドームを使用すべきであり、男性がかゆみを訴えたら、カンジダ用の塗り薬で治療します。