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ガングリオン

 

手の甲などの関節にできる良性腫瘍で、若い女性に多く発生

 ガングリオンとは、手の甲などの関節にゼリー状の液体がたまり、円い結節状に膨れる疾患。適当な訳がないためにガングリオンというラテン語がそのまま使われていますが、結節腫(しゅ)と呼ばれることもあります。

 男性より女性のほうが発症率が高く、若い女性によく発生します。症状としては、手の甲、手のひら、手首、足首、足底、ひざなどの皮下の関節包、腱鞘(けんしょう)に付着して、こぶ状の腫瘍(しゅよう)ができます。

 痛みはないことが多く、腫瘍の中にはゼリー状の内容物が入っています。腫瘍の大きさは、米粒大から小豆大までさまざま。

 腫瘍の内容物は脂肪や線維質などで、皮膚を通して腫瘍に触れると、ゼリー状の内容物が入っているとは思えないほどカチカチに硬いことが多くなっています。

 原因は不明ですが、良性の腫瘍であり悪性になることはありません。悪性ではないので放置してもかまわないものの、手首などにできると人目について目立つことがあります。肥大した腫瘍が神経や腱を圧迫して、痛みが出ることもあります。

ガングリオンの検査と診断と治療

 ガングリオン(結節腫)によるこぶ状の腫瘍が自然に小さくなることは、かなりまれなことです。腫瘍が目立ったり、痛みが出た場合は、整形外科の専門医を受診します。

 医師による治療には、注射で腫瘍中のゼリー状の内容物を抜く方法と、手術で腫瘍そのものを摘出する方法とがあります。

 手術が嫌いな人には、太めの針の注射器でゼリー状の内容物を穿刺(せんし)吸引すれば、しぼみます。ただし、この方法だけではいずれまた、はれてきます。 注射器による穿刺吸引を繰り返すと、感覚障害や運動障害を残すこともあります。

 再発を繰り返す場合には、手術による腫瘍の摘出が必要です。しかし、手術においても、腫瘍が関節や腱に付着し、その根元が深かったり、小さな腫瘍がたくさん付属していることがあるため、切除して摘出するのはそう簡単ではありません。熟練した医師によって丁寧に行われないと、再発しやすいものです。

 肥大した腫瘍が神経や腱を圧迫して痛みがある時も、手術で摘出することが望まれます。