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介護療養型老人保健施設

 

一定の医療措置が必要な高齢者が入所する施設

 介護療養型老人保健施設とは、入院するほど症状は重くないが、一定の医療措置が必要な65歳以上の高齢者が入所する施設。新型老健とも呼ばれます。

 介護保険の施設サービスの1つとして定められていて、位置付けとしては介護療養型医療施設(介護療養病床)と介護老人保健施設(従来型老健)の中間ぐらいとなります。

 急性期の治療が終わり、慢性的な症状のための療養を行うための施設で、医療、看護に重点を置いたサービスが受けられます。対象は要介護度1~5と認定されている人ですが、実際には重度の人が優先されています。

 この介護療養型老人保健施設は、厚生労働省が従来の介護療養型医療施設を削減、廃止する方針を打ち出したのに伴い、その転換先として2008年5月から認めたもので、事業者への介護保険給付が約2割も引き下げられることなどから、転換に慎重な姿勢を見せている事業者が大半です。

 介護療養型医療施設に比べると、医師などの配置数が少ないものの、かなり充実した医療面でのサービスを受けることができます。たんの吸引、水分や栄養をチューブで胃に入れる胃ろう、 褥瘡(じょくそう、床擦れ)、鼻などから流動食を投与する経管栄養、尿管カテーテル、酸素吸入といった医療措置が必要な人でも問題なく入居が可能で、看護職員が24時間配置され、ターミナルケアやみとりにも対応しています。

 施設では、4人程度の相部屋が主流です。プライバシーが保てる個室(ユニットケア)を増やそうという考えはあるものの、現状はそもそも介護療養型医療施設から介護療養型老人保健施設に転換している施設の数自体が少なく、まだまだユニットケア化まで手が回っていないのが実情。

 相部屋の場合、1カ月当たりの費用は8~12万円程度で、従来型の介護老人保健施設より少し高めとなっています。費用の内訳は、介護保険施設サービス費の1割、居住費、食費、その他雑費。

 介護療養型老人保健施設への申し込みは直接施設に行うか、市区町村の福祉担当窓口へ。