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アクロコルドン

 

首や胸、わきの下などにできる細かい、いぼ状の良性腫瘍

 アクロコルドンとは、首や胸、わきの下などにできる細かい、いぼ状の良性の腫瘍(しゅよう)。スキンタッグとも呼ばれます。

 感染性はなく、皮膚の老化や体質でできるもので、中年以降に多く発生し加齢とともに増えてきますが、早ければ思春期のころから見られます。肥満者、特に更年期を過ぎた女性に好発します。

 首、胸、わきの下、鼠径(そけい)部、しりなどの摩擦を受ける個所で、皮膚の角質が増殖して少し飛び出すために、直径1~3ミリの軟らかい腫瘍ができます。中には5ミリを超える大きい腫瘍ができることもあります。

 一つだけできる場合も、数え切れないくらいたくさんできる場合もありますます。色は、肌色から褐色調、黒色調のものがあります。

 首やわきの下など多発するものをアクロコルドンないしスキンタッグ、体幹に単発するものや直径約1センチの大きなものを軟性線維腫(しゅ)ないし線維性軟疣(なんゆう)、これがさらに巨大になり皮膚面から垂れ下がるようになったものを懸垂性線維腫と呼んで、厳密には区別することもあります。

 腫瘍は線維や脂肪からできていて、皮膚が盛り上がったり垂れ下がったりするものの、痛みやかゆみはありません。かゆみがある場合も軽度です。

 がん化するなど特に心配な疾患ではありませんが、衣類やアクセサリーでこすれて炎症を起こすことがあります。年齢とともに徐々に増大するため、年を取ると目立ってきます。

 目立って外見が悪い、衣服の脱着時に引っ掛かって出血するという場合は、皮膚科、皮膚泌尿器科、あるいは形成外科、美容外科の医師を受診することが勧められます。

アクロコルドンの検査と診断と治療

 皮膚科、皮膚泌尿器科、あるいは形成外科、美容外科の医師による診断では、特に検査は行いません。

 皮膚科、皮膚泌尿器科、あるいは形成外科、美容外科の医師による治療では、塗り薬や食生活の改善で完治させるのは難しいため、一般的には、小さいものならば、麻酔シートを張ってから電気メスで焼灼(しょうしゃく)します。

 中程度の大きさのものは、まず-200℃近い超低温の液体窒素で冷凍凝固して小さくした後、電気メスで焼灼します。大きいものは、メスで除去します。

 腫瘍の数が多い場合は、液体窒素療法を何度か繰り返します。1~2週間後に、かさぶたになります。かさぶたはかなり色が濃く、治療後はかなり目立つこともありますが、自然に脱落し、半年くらいすると赤みもひいて、きれいになります。

 日常生活でできるアクロコルドンを作らない心掛けとしては、首にも一年中日焼け止めを塗る、首も顔同様のスキンケアをする、首に密着するネックレスは極力つけない、首回りに刺激を与える服は避けるなどが挙げられます。